奈良の若い映画作家を紹介されました。
画製作団体チーズfilmの戸田彬弘(あきひろ)監督(1983年生まれ)です。
http://cheesefilm.com/
NPO法人前衛映画祭実行委員会と共催で戸田監督を迎えて、
お話を聞きながら映画を鑑賞、あとで監督を囲んで話し合いました。
集まったメンバー(老若男女)に深い印象を与えて、一人一人が
それぞれの感動を語りました。
【日時】4月11日(土)18時〜21時過ぎ
【会場】奈良市三条本町(JR奈良駅南)のスタジオ≪ワルハラ≫
【内容】@戸田彬弘(あきひろ)監督の話
A『花の袋』(戸田監督作品)上映
B監督を囲んで話し合い
---------------------------
【戸田彬弘(あきひろ)監督について】
http://cheesefilm.com/staff.html
奈良県大和郡山市出身。83年生まれ。
近畿大学演劇芸能専攻(現、舞台芸術専攻)14期生。
映画制作団体「チーズfilm」代表。脚本、監督、撮影、編集を担当。
映画活動の他、演劇、作家、俳優としても活動している。
・第八回IMF入賞作「失われた時を求めて」(2004年/90分)
・第七回JCF映画祭ノミネート作「歩行する季節」(2005年/152分)
・第九回IMFルーザースラウンド選出作「ヒメオト」(2006年/39分)
・全国ロードショー作品、奈良県後援映画「花の袋」(2008年/148分)がある。
【「花の袋」について】
http://hana.cheesefilm.com
24歳という若さで奈良県、奈良市観光協会、平城遷都1300年記念事業協会などが
後援につくという自主映画では異例の企画として奈良だけでなく、
関西、関東と大きく取り上げられ評価を得た。
文化遺産である建物に人が住んでいたり、古屋や町屋が立ち並ぶ路地を
高校生が通学路として使用していたり、奈良ならではの光景が多く見られる。
そんな奈良を背景に描かれる。時代を象徴する存在とも言える高校生。
撮影は奈良の美しい四季をそのまま切り取るために一年を費やして行われた。
前作『ヒメオト』のリメイクであり、同時に続編でもある本作はただの恋愛映画ではなく、
恋愛を支えながら人と人との交流を描いた人間味あふれる至極の群像劇となった。
ただ存在するだけで他人を傷つけてしまう。そしてまた自分も他人に傷つけられている。
しかし、それでも懸命に前に進もうとする人間の本来あるべき姿を描いている。
誰もが経験したであろう学生生活だからこそ、この映画には忘れてはいけない
十代の大切な気持ちが溢れ出している。
観たあとに初恋の人を思い出したり、卒業アルバムを開きたくなるような、
どの世代にもどこか懐かしい印象を与えてくれる映画である。