2009年09月29日

ツール・ド・フランス雑感

今年のツール・ド・フランスを振り返ると、日本人選手が2人出場して
予想外に活躍できたということが、将来へのよりいっそうの希望を
もたらしてくれた有意義な大会だったと思います。

いままでは「ツール」といえば「天上世界のレース」だと感じていましたし、
日本の多くの自転車ファンとっては「理想の中の世界」でした。

ところが、新城幸也(あらしろゆきや)選手がステージ5位に入って
しかも、それが本人とっては「悔しかった!」といううれしい誤算を
われわれにもたらしました。

そのことで、世界のトップレースといえども、着実にアプローチを続ければ
日本人でも十分に活躍できる場であるということが分かりました。

今後、日本の選手とチームが本場のヨーロッパでレースで走り続けていれば
ツール・ド・フランスで活躍する実力は十分に付くということが分かりました。

この新城と別府史之の2人の選手は早い時期からヨーロッパで走っていた。
そのことが今回の結果をもたらしました。
ただし、2選手はフランスのトップチーム(ブイグテレコム)と
オランダのチーム(スキルシマノ)の選手であったがゆえに出場が可能でした。
つまり、日本のチームとして出場できたのではありません。

今後の課題としては、かつてのF1と同じように、日本チームが日本の選手を
ツールへ送り込むことです。

最後に、幸也、まだ「おめでとう」とは言えないけれど、
次は僕たちのチームでツール・ド・フランスで勝ちに行こう!

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嶋田 宏司
(奈良芸術短期大学講師、エキップアサダ後援会)
posted by nakai at 12:44| 奈良 ☁| Comment(0) | お知らせ&あつまり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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