少し、内モンゴルの紹介をします。地理的には、中国の一部に内モンゴル自治区があります(他方、外モンゴルは、モンゴル国領土一体を指します)。平均気温は-20度で、最低気温は、-40度を記録したこともあるそうです。そんな厳しい気候ですが、星空はきれいで、天然資源も多く採掘されます(主に石炭。昨今は環境問題にもなっている)。生活面では、身近にオオカミがいて、夜間、外にいると凍死のおそれも‥。
そして、トトヤさんによれば、こんなことがあるそうです。曰く「モンゴルは寒いので、人々は体を温めるためにお酒をよく飲みます。ある晩、彼はいつも通りお酒を飲んでいました。普段は、そのまま眠りにつきますが、その日は、酔った勢いで家を飛び出し、ふらふらと国境付近(内モンゴルと外モンゴルとの境)を越えてしまいました」というような事態です(当局に電話して、無事、引き渡されるそうです・・)。ここで、内モンゴル/外モンゴルの区別が問題になるのですが、歴史的には、背後に日露の対立があったそうです。
他にも、難しい話(文化大革命、80’sの同化政策、日中間の尖閣諸島や政治体制の問題などなど)は尽きませんでしたが、唯一、彼女は親日的だったということがわかりました。というのも、日本の映画(桜にまつわる映画)に涙され、能をご覧になるからです。加えて、同じ釜の飯を囲むことで、友好的なムードになったんだと思います。
今月は26日にありますので、お時間に余裕がある方は、是非お越しください!