暑い暑いと言いながら
雨が降ると少し涼しくなるので
いまのところまだクーラーなしで過ごしている私です。
アイスノンを頭に乗せて過ごしたり、しています。
さて、先週は「つづきの村」で英語クラブがありました。
ゲストは能のお師範さんである、アメリカご出身のレベッカさん。
この日は数種類の能面を持ってきてくださっていたので
実物を見ながらレベッカさんの解説をお聞きして、知らなかったことが沢山…。
たとえば
日本語の表現で「能面のような」という言い方は、
表情のないこと、感情を推し量れないこと、を言い表しますが
実際の能面には様々な感情がとても繊細に、描かれています。
能面は左右非対称に作られていて、目や口の角度が左右で微妙に異なっているんですね
そして演技の中で面の角度を変えることで様々な表情を表現します。
例えば下に向けると寂しげな表情、上へ向けると明るい表情、という風。
光の妙です…。
それから「般若」の顔。
私は般若って、怖い鬼のお面だと思っていたのだけど…
今回見せてくださったのは六条御息所のお面。
源氏物語のあらすじを知っているだけに、
お面の中に嫉妬や怒り、恨み、そして悲しみが見え隠れします。
般若は、女の「魂」が凝縮されたお面なのだなあ、と。
「形鬼心人(形は鬼なれども、心は人なるがゆえに)」
という言葉を世阿弥が残しているそう。
ちょっと切ない気もちになりますね…。



角度が違うと表情も変わる…?
あと、そもそも能楽って「奈良が発祥の土地」って皆さんご存知だったでしょうか?
奈良県の田原本町、川西町は世阿弥を生んだ観世能発祥の土地。
この町には
『ある日そらから能面とネギが降ってきた

村人たちは能面をその場に丁寧に葬り「面塚」を(現存してます)、
ネギはその地に植えて、後に「結崎ネブカ」として名物になりましたとさ。
…なんでネギなんだろ。
他のどんな野菜でもなくネギ、ってところに妙な信憑性を感じた私です。
英語で能楽の説明を聞くって面白い経験でした。
というか自分はまっだまだ日本のこと、知らないんだなと、刺激になった時間だった。
英語クラブはこれからも様々なゲストをお招きする予定です。
国際交流・異文化交流に興味のある方、
生きた英会話に挑戦してみたい♪と言う方、
少しでもご興味のある方は、ぜひお気軽にご参加くださいね。


→コチラから
今日は、ここまで。
★★★8月の英語クラブ★★★
2013年8月14日(水)18:45-20:45
学園前 西部公民館にて開催予定
ではまたでーす!