2017年02月21日

ランデヴDEなら:作曲家の檜垣智也さん《電子音楽を身近に》

🎵ゲストは電子音楽の作曲家の檜垣智也(ひがきともなり)氏。氏と知り合ったキッカケは2011年に奈良県の音楽祭に出演して頂いたとき。プロフィール。学歴や教職歴。氏の作品はフランスやドイツのラジオで頻繁に紹介される。

🎵🎵電子音楽とは?一言では…?商業的にはPerfume等のテクノ系、檜垣氏は前衛・実験的。スタイルは人によって様々で多岐に渡る。檜垣氏は雑音とか環境の音とかを録音して再編集する音楽。生活に溢れている様々な音を採集して加工・編集。元々音楽への興味はポピュラーや映画音楽やゲームの音楽から。楽音・作曲・和声学を学びながら世の中の雑音・物音の世界と区別しなくてもいいのではと思うようになり今の創作につながる。物音(雑音)だから良いとか楽音だから素晴らしいということではなく、そこから自分がいいと思うものを見つけ出すことが作曲につながる。良いメロディーを作り良い和音を見けることと物音から素敵な響きやあり方を見つけることは自分にとって同じで作曲の態度の本質にある。日常生活の中で美しいと思えるものを自分で見つけ出す。それは聴いているものの気持ちと関係する。例えば子供の声を良しと思える人と不快に感じる人もいるので社会と音との関連も反映してくる。それは時代が変われば音の関係も変わる。
👦檜垣氏には3歳の息子さんがいて、自宅で仕事するとき近くにいる。子供が出来て創作が変わったかは意識してないが、子供が出来たことで子供に絡んだ仕事が入るようになった。5歳以上のワークショップとかラジオで話題とか。電子音楽は少し敷居が高いがワークショップにより身近に感じられる。今井が檜垣氏の企画に関わった時、会場の設定に驚く。檜垣氏は作曲以外に「演奏」する。無人の演奏会は通常無いが映画は無人。電子音楽を身近に感じられるよう多種のスピーカーを使って視覚的にも楽しめるよう。オーケストラに様々な楽器があるように家では聴けないような環境を作る。会場に合わせて計算・計画していて、それが演奏の醍醐味と言える。電池音楽には最初から楽譜はなく、まず作曲してから演奏用に図形楽譜を作る。他の人が自分の作品を演奏した時は新しい発見がある。色とりどりのスピーカーを会場に配置してミキサーを使って音を出す装置をアクースモニウムという。檜垣氏は3回奈良の瑜伽神社で奉納コンサートをしているがその中の作品を聴く。
⛩「ひびきののりと瑜伽神社電子音楽奉納コンサート」について。奈良県で採取(フィールドワーク)した音を中心に35名の作曲がそれぞれ短い(3分位)音楽を作る企画。檜垣氏の様々な活動についてはホームページでhttp://www.musicircus.net/ また次回(8/1)来て頂いてお話を聴く予定。

📻 放送はInternetで聴けます⇒

🎼Gnossienne 2 (Satie)
Composed in either 1890 or 1893. Performed by La Pianista on 2010-11-16
This file is licensed under the Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0 Unported license.
🎼永松ゆか Yuka Nagamatsu - コンポーネント Component
🎼Maurice Ravel
Piece en forme de Habanera
Artist: Paul Huang, Jessica Osborne
The Isabella Stewart Gardner Museum, Boston
www.gardnermuseum.org
ラベル:Electronic Music
posted by nakai at 19:00| 奈良 ☁| Comment(0) | ならどっとFM:ランデヴDEなら | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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