研修(有給、あるいは無給)を受けることが一般的です。
たとえば日本語を学んでいる学生は1年生は専門とは関係なく、1〜2ヶ月の
研修を日本の企業や店でします。
これはおもにアルバイトです。目的は日本社会での実体験なので、日本語研修も
なく、経済学部の学生であってもケーキ屋でケーキを売っていたりもするのです。
2年、3年と、より学生の専門に応じた、またより長期(場合によっては年単位)の
研修となりますが、数は減ります。
この制度を支え、研修先を探すためにヨーロッパ各地の日本語の先生が日本に
やってきてあちこち知り合い関係等を頼りに探します。
日本にはこのような制度があまりないので、理解されにくい部分はありますが、
フランスのグラン・ゼコールで日本語を学ぶ優秀な学生たちにとっては
またとない経験であるし、多くの場合受け入れ側でも一つの国際交流の
枠組みとしてもいい機会になっているようです。
条件は最低限のアルバイト代に加え、宿泊施設を用意するか、金銭的に保障する
ことが必要になりますが、彼らは会話能力はまだまだとは言え日本語の基礎は
きちんと学んでいますし、もちろん英語は話せます。
われわれの会はこのようなヨーロッパの学生のインターンシップのお手伝いが
出来たらと思っております。
また将来的には、日本の学生のヨーロッパでのインターンが出来るようになれば
社会人になる前のいい経験となっていくのではないでしょうか?