2007年12月28日

京町家活用の1例

日本の町家(伝統的市街地家屋)のほとんどが京都にあるそうです。
そして日々マンションに駐車場に変わっていっているという現状があります。
日本はヨーロッパと同じく伝統文化を大切にする地域、日本を訪れる外国人が
現代社会の中に伝統文化が生かされているのを感嘆しています。
しかしもしほとんどすべての市街地が20世紀後半以降の現代建築、しかも
統一感もなく、でおおわれた日本の街はなお魅力を持ち続けるのでしょうか?

もちろん、古ければいいというものではありません。しかし伝統文化を育んで
きた枠組みが崩壊したあと、再び建て直すのは容易ではありません。

ヨーロッパの町並み、特に都心地が、戦災で崩壊した町を含め、歴史的調和
をキーワードに保存されている状態をみるとき、京都や奈良のような古都の
ありかたにヒントを与えるものがあると思います。

京都の町家をどのように現代生活にマッチした状態で生かし続けるか、
われわれの解答を模索したいと思います。

ひとつには現に町家を積極的に生かそうとする人たちと連絡を取りつつ、
ともにこの問題について考え、ほかの人たちにも呼びかけようとすること。

いっぽうで、町家を外国人の若者たちの日本文化との出会い、理解の
出発点にしようと思っているわれわれのメンバーがいますので、その彼の
試みを支援しようとすること。
posted by nakai at 23:12| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | MUSIC EVENTS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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