みなさん、こんばんは!
さて
5月が終ろうとしています。
もう1年の1/2に差し掛かろうとしている、ということ。
この5ヶ月、みなさんの時間はどんな風に流れましたか?
わたしの時間は、例年になく、飛び去るように過ぎてゆきました。
そんなに速く過ぎなくてもいいのに、という気持ちもあるけど
時間の感覚が加速しているのは、悪いことじゃないですね。
EU協会に参加するところから始まった2013年は、
ときに自分自身に寄り添い、ときに追い越すように
軽やかに過ぎていくような、現在進行形の、5月最後の金曜日です。
さて。
先週の日曜日にはソワレDEならが"つづきの村"で開催されました。
今回はゲストに、《星の王子様》の翻訳、そしてノーベル賞受賞作家《アルベール・カミュ》の専門家である三野博司先生(奈良女子大学 前文学部長)をお招きしました。
おっとその前に♪
今回の"つづきの村"のメニューは季節のお豆祭りでした♪
スナップエンドウ、絹さや、エンドウ豆、そして三種のカレー、お米のパンetc
野菜が甘くて美味しかったなあ
《
Santé!!》
さて、はい^^♪
今年はカミュ生誕100年ということで、カミュの生い立ち、生き様、がどのようなものであったか、ということを三野先生にお話してもらいました。
アメリカやフランスに比べると日本におけるカミュへの注目はまだまだ低いそうですが
東日本大震災の状況をうけて、カミュの小説「ペスト」が改めて注目されているとのこと。
カミュが「ペスト」の中で描いていた世界観が、さらにリアリティをはらんで現代に深いメッセージを伝えているようです。
実は、わたしはカミュの作品は一つも読んだことがありません。
ーカミュの言葉は、読んだことがあるのですがー
だけど今回、三野先生のお話を聞いて、おもいました。
人が世界を、社会を、自分の人生を、どのように見つめるか?ということについて
人はそれぞれ自分の物差しで見ています(当たり前です)が
カミュの文字にはきっと、そこに新しい選択肢を、立ち位置を、
新しい見方を発見する一つの契機みたいなものを
与えてくれるような、そんな輝きがあるのではないかということ。
三野先生から直接お話が聞けたこと、
とても贅沢な時間でした。
とても良い時間だった。
三野先生、ありがとうございました。(はっ。ここで言っても!!)
来月のソワレはムジークフェストの期間中に開催ということで
楽しい音楽にあふれた時間を過ごすことができそうです
楽しみですね
はい、今日は最後に、カミュが残した多くの言葉の中で
(私はごく一部しか、知らないのですが)
心にのこった言葉を、お送りしようとおもいます。
“Don't walk behind me; I may not lead.
Don't walk in front of me; I may not follow.
Just walk beside me and be my friend.”
僕の後ろを歩かないで。導けないかもしれない。
僕の前を歩かないで。ついていけないかもしれない。
ただ僕と一緒に歩いて、友達でいてほしい。
"Ne marche pas derrière moi, je ne dirige pas.
Ne marche pas devant moi, je ne suis pas.
Marche juste à mon côté, et sois mon ami."
ともだちって、いいね!(ウィンク!)
それではまたです!
posted by Kumiko at 22:33| 奈良 ☁|
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